浜松市民文芸第68集短歌の部市民文芸賞(清水正人選) リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 3/14/2023 人生へ読点を打つ血と肉となった書籍を紐で縛って売るための本をバイクにくくりつけ秋風よりも秋風となる売りがたさもろとも本の値段とす古本市は秋晴のなか午後四時に魔法は解けて古書売りは足の疲れた父親となる(静岡新聞) リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ
第20回海音寺潮五郎記念「銀杏文芸賞」短歌部門佳作 11/29/2020 空はまだ青 おりがみを折ってなにかを児はつくる名など無いけどなにかは赤い 母の折る鶴をほどいてしまう児の指に塗られたクレヨンの白 おりがみはやぶかれみなみかぜに散る折り目に鳥のかたちの記憶 おりがみの紺を柑樹へ添える児よそよげば紙も葉のにおいして 吾のつくる紙飛行機を児は飛ばすすぐに落ちても空はまだ青( 伊佐市 ) Read more »