第61回静岡県芸術祭文学部門文芸コンクール短歌入選 - 甲太郎歌帖 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 2/28/2022 夏潮保育園の送り迎えに倦むと妻いつもと違う夕焼の色牛乳と味噌汁流れこむ闇の底から妻のため息を聴く自動車は妻が使えば吾は児を園へ迎えに真夏を歩く青空を遊びきる児の顔に泥ペットボトルの水もて漱ぐ保育園帰りの吾と児を拾う妻の車は夏潮へゆく リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
第20回海音寺潮五郎記念「銀杏文芸賞」短歌部門佳作 11/29/2020 空はまだ青 おりがみを折ってなにかを児はつくる名など無いけどなにかは赤い 母の折る鶴をほどいてしまう児の指に塗られたクレヨンの白 おりがみはやぶかれみなみかぜに散る折り目に鳥のかたちの記憶 おりがみの紺を柑樹へ添える児よそよげば紙も葉のにおいして 吾のつくる紙飛行機を児は飛ばすすぐに落ちても空はまだ青( 伊佐市 ) Read more »